2025年 08月 21日
京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る2
京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る2
「京都の風に吹かれて」今年の夏は、竹久夢二の特集です。
本編は、夢二、暮笛~絵入歌集~、三陽堂書店、大正5年 を、画像は全て国立国会図書館蔵のものより、あくまで趣味的に観るものです。
本編(夢二絵入歌集)の初版は、大正5年12月13日です。
*本編は、夢二の心に響いた歌を あくまで趣味的に観るものでもあります。
なので、投稿者は、その出典を出来るだけ追いかけて見ることにしました。
11・
黄昏の よりどころなき魂か
柳のかげを 蝙蝠のとぶ

12・
片手なき 人形ひとつ まろびぬる
木のかげ青き 子供部屋かな

13・
春の海 さして船ゆく 山陰の
名もなき港 昼の鐘なる

14・
夕ぐれの とりあつめたる 靄のうち
しづかに人の 泣く音 きこゆる
*〈出典〉
作詞・北原 白秋
【意味】夕暮れ時には気分も沈み、泣けてくる時も、あるかもしれませんね。

15・
問ふまヽに 死ぬる薬を おしへやる
生きて かいなき 夜の女に

16・
おほかたの あはれをしるに おつれとも
涙は きみに かけてこそ おもへ

17・
晩秋の 波止場の道に こぼれたる
豆を さびしみ かへる たそがれ

18・
戸なひきそ 戸の面に 今し ゆく
春のかなしさ みてりこよ 何か泣く
*〈出典〉
若山 牧水、歌集「海の声」より
(初版出版・1908年7月)

19・
港入り 娼家の壁が 落日に
かがやけるこそ かなしかりけり

20・
いつはしも 戀ひぬ時とは あらねども
ゆふかたまけて 戀は すべなし
*〈出典〉
万葉集 第11巻 2373番
作者:柿本人麻呂歌集 より
【意味】何時と云って、恋しくないと云う時はないけれども、夕暮れがやってくると、やるせなくてたまりません。

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