2025年 08月 22日
京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る3
京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る3
「京都の風に吹かれて」今年の夏は、竹久夢二の特集です。
本編は、夢二、暮笛~絵入歌集~、三陽堂書店、大正5年 を、画像は全て国立国会図書館蔵のものより、あくまで趣味的に観るものです。
本編(夢二絵入歌集)の初版は、大正5年12月13日です。
*本編は、夢二の心に響いた歌を あくまで趣味的に観るものでもあります。
なので、投稿者は、その出典を出来るだけ追いかけて見ることにしました。
21・
朝なさな 草のへしろく 露のけなば
ともにと いひし 君はも
*〈出典〉
万葉集 第12巻3041番
作者 不詳
【意味】朝な朝(さ)な草に降りていた白露が、はかなく消えていくようなこの命。
消える時は共に、と言って下さったのは、あなたでしたね。

22・
ゆく水に 赤き日のさし 水ぐるま
春の川瀬に やまず めぐるも
*〈出典〉
北原白秋の句

23・
わが屋戸の 夕陰草の白露の
けぬがにもと なおも ほゆるかも
*〈出典〉
万葉集 第4巻594番
笠女郎(かさのいらつめ)
【意味】我が家の夕映えの中に光る草の白露のように、消えてしまいそうなほど心切なく思われます。
笠女郎が大伴 家持に贈りし、二十四首の相聞歌の一首。

24・
たらちねの 母が呼ぶ名を まをさめど
道ゆきびとを 誰と 知りてか
*〈出典〉
万葉集 第12巻3102番
作者 不詳
【意味】お母さんが呼ぶ名を申し上げてもいいのですが、行きずりの誰かとも分からぬ人なので・・

25・
いまはたヾ 橋の鈴のみ なつかしき
雪の戸なれば 馬にむちうつ

26・
はたらかば 機嫌も なほるかと
針とりあげて 涙 ぬぐへり

27・
頬につたふ 涙のごはず 一握の
砂をしめしゝ ひとをわすれず
*〈出典〉
石川 啄木 第一歌集「一握の砂」
(第一部・我を愛する歌)より
明治43年(1910年)12月 刊行の歌集。

28・
惜しめども 春のかぎりの 今日の日の
夕暮にさへ なりにけるかな
*〈出典〉
伊勢物語 第4部91段 「惜しめども」より
【意味】
惜しんでも 春の最後の 今日の日も もう夕暮れに なってしまった。
その心は、まだ月が残っている。
まだまだ、終わらず。

29・
はかなき露のほどに きえてまし
玉となりけんか ひもなき身を

30・
いつしかに 浅き うき名も たちけらし
浮世新道 夏のたそがれ

京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る4 に、続きます。

