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京都の風に吹かれて  今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る4

京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る4


「京都の風に吹かれて」今年の夏は、竹久夢二の特集です。

本編は、夢二、暮笛~絵入歌集~、三陽堂書店、大正5年 を、画像は全て国立国会図書館蔵のものより、あくまで趣味的に観るものです。

本編(夢二絵入歌集の初版は、大正5年12月13日です。


*本編は、夢二の心に響いた歌を あくまで趣味的に観るものでもあります。

なので、投稿者は、その出典を出来るだけ追いかけて見ることにしました。


31・

うつせみの つねの言葉と おもへども

 つぎてし きけば 心は なぎて


*〈出典〉

万葉集 第12巻2961番

 作者 不詳

【意味】世間の外交辞令とは思うのですが、続いて聞かされると、もしかしてと心が乱れます。

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32・

桐の花 ことにかはゆき 半玉の

泣かまほしさに あゆむ雨かな


*〈出典〉

北原 白秋

 「桐の花」 第五章「薄明の時」第三十首 小題「浅き浮名」より

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33・

春の夜の 夢ばかりなる 手枕に

 かひなく たヽむ 名こそ をしけれ


*〈出典〉

周防内侍 「小倉百人一首 67番」

【意味】春の夜の儚い夢のような戯れの手枕をして頂きました。

そのためか、つまらなく立つ浮き名が口惜しく思われます

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34・

すくすくと おひたつ麦に 腹すりて

 燕 とびくる 春の山畑


*〈出典〉

曙覧(たちばなのあけみ)

『志濃夫廼歌集しのぶのやかしゅう』(1878年) より

「春よみける歌の中に」と詞書にある。

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35・

春の月 縁の雨戸の おもからば

 逢はでかへらむ 歌うたへきみ

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36・

わすれじの ゆく末までは かたけれど

 今日をかぎりの 命ともかな


*〈出典〉

儀同三司母(54番) 

『新古今集』恋・1149 より

儀同三司母は、高階 貴子のことで、

かたけれど、は、難しいの意。

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37・

君おもうふ あまた男の そのなかの

 この櫛挽と おもへば 哀しも

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38・

越えもせむ 越さずもあらん 逢坂の

 関守ならぬ ひとなとがめそ


*〈出典〉

和泉 式部、「和泉式部集(第二)」より。

【意味】男女の逢瀬の関を越える者もあれば、越えない者もある。

関守でもないのに、とがめ立てしないで・・

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39・

その人も ないて わかれた この人も

 ないて別れる 夏柳かな

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40・

うらがなし 帰りて君が 父のまへ

 いふ いひわけの おぼつかなしも 

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京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る5 に、続きます。






by kyotoshiryo | 2025-08-23 19:05 | Comments(0)