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京都の風に吹かれて  今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る5

京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る5


「京都の風に吹かれて」今年の夏は、竹久夢二の特集です。


本編は、夢二、暮笛~絵入歌集~、三陽堂書店、大正5年 を、画像は全て国立国会図書館蔵のものより、あくまで趣味的に観るものです。

本編(夢二絵入歌集の初版は、大正5年12月13日です。


*本編は、夢二の心に響いた歌を あくまで趣味的に観るものでもあります。

なので、投稿者は、その出典を出来るだけ追いかけて見ることにしました。


41・

かたく手に 抱けば死をも 辞しがたき

 心とぞなる 人のかなしも

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42・

道のべの いちしの花の いちじろく

 人みな しりぬ わがこひづまは


*〈出典〉

万葉集 第11巻2480番

柿本 人麻呂

【意味】道ばたの いちしの花が目立つ如く、私の恋しい妻のことがに知れてしまった。

いちじろく⇒ いちしろく(*はっきりとの意)

いちし と いちしろく を掛けて詠んでいる。

 

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43・

今をかも 萌ゆるか ふたりし きてねし

 その丘のへの いとし若草

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44・

ほのぼのと 野のうすみどり うつるなり

 君が化粧の 春の鏡に

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45・

ありし日の 少女のごとき 眼して

 なぜに 今宵は むかへくるヽや

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46・

ねもごろに 片思ひすれ このころの

 わがこヽろの 生けりともなき


*〈出典〉

万葉集 第11巻2525番

作者不詳

【意味】あれこれ思い、片思いに思い悩むせいで、我が心きているように思われません。

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47・

ゆるしたまへ 月にあはれを さそはれし

 夏のひと夜の たはむりなりしを

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48・

夏の帯 いさごのうへに ながながと

 ときて かこちぬ 身さへ ほそると


*〈出典〉

・吉井 勇、歌集酒寿」(明治43年)所収。

後、渡辺 与平(宮崎 与平)ヨヘイ画集 にも掲載されている。

渡辺 与平は、夢二のライバルと言われた早逝の画家で、明治44年に妻・ふみ子を画いた油彩「帯」が、平成24年秋長崎県美術館初めてお披露目された。

【意味】つらい恋も帯のように細長く続き、哀しみで身も細ってしまいました。 

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49・

なにかしら かぞへて 折りし手の指の

 握りしまヽに 哀し かりける

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50・

あはれまた ねむりたまふや たまさかに

 逢ふ夜は わけて 短きものを

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京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る6 に、続きます。







by kyotoshiryo | 2025-08-24 19:20 | Comments(0)