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京都の風に吹かれて  今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る6

京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る6


「京都の風に吹かれて」今年の夏は、竹久夢二の特集です。


本編は、夢二、暮笛~絵入歌集~、三陽堂書店、大正5年 を、画像は全て国立国会図書館蔵のものより、あくまで趣味的に観るものです。

本編(夢二絵入歌集の初版は、大正5年12月13日です。


*本編は、夢二の心に響いた歌を あくまで趣味的に観るものでもあります。

なので、投稿者は、その出典を出来るだけ追いかけて見ることにしました。


51・

またみむは いつの宵ぞ もし

 かすがに つめたく ふるヽ黒髪かなし

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52・

なにゆゑに 戀のはじめに かくばかり

 悲しきことを きみは のたます

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53・

何處やらむ かすかに蟲の なくごとく

 心おそさを 今日も おぼゆる


*〈出典〉

石川 啄木、初出「学生」(明治43年6月)

【意味】今日も感じてしまう心細さ、これは、あのか細く鳴く虫の音に似ています

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54・

妹よ われも母をば 持たざりき

 おほかたの日は かなしかりけり

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55・

春の夜の 月のうちにも かくれまし

 思ふと君に つげ 得たるのち

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56・

思出も とほき通草の かなし花

 きみに しらえず ちりかすぎなむ

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57・

別れむとする かなしみに つながれて

 逢へば かはゆし すてもかねたる


*〈出典〉

前田 夕暮の和歌。

前田夕暮は、歌集『収穫』(1910年)自然主義歌人として若山 牧水と並称されその後北原白秋らと「日光」を創刊した

【意味】今は冷めた間柄でも、いざ別れるとなると、やはり悲しさが胸をよぎります

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58・

白芥子よ 暮春は ものヽ 悲しさの

 身に しみわたり 人の戀しき

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59・

風なきに 緋桃 みだるヽ 今宵なり

 みだれて 君の 戀しき夜なり

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60・

あひそめし 日かや わかれの涙かや

 なけば にるかな なごみて

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京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る7 に、続きます。







by kyotoshiryo | 2025-08-25 19:19 | Comments(0)