2025年 08月 27日
京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る8
京都の風に吹かれて 今年の夏は竹久夢二特集・夢二、暮笛~絵入歌集~ を観る8
「京都の風に吹かれて」今年の夏は、竹久夢二の特集です。
本編は、夢二、暮笛~絵入歌集~、三陽堂書店、大正5年 を、画像は全て国立国会図書館蔵のものより、あくまで趣味的に観るものです。
本編(夢二絵入歌集)の初版は、大正5年12月13日です。
*本編は、夢二の心に響いた歌を あくまで趣味的に観るものでもあります。
なので、投稿者は、その出典を出来るだけ追いかけて見ることにしました。
71・
鉄橋を 白く ぬりかへし 寂しさよ
この大川の 秋の夕暮

72・
初秋や 水のやうなる 風吹けば
髪も 袂も まかせてぞ たつ

73・
ゆく秋の 山の谷々 わが母は
いかに さびしく 住みたまふらむ

74・
茶がかりし 中折帽を 手にもちて
ものを 言ひたる人は 悲しも

75・
いつしらず 身は公園の 掛椅子に
夜を まつ人と なりにけらしな

76・
つかの間に 帯を しとけば 夏の海
うれしく光り 肌は 白しも

77・
春の風 海より吹けば 露臺なる
わが黒髪の そよらと なるも

78・
そヾろにも すぎし思ひの いとほしく
夜の ねざめも 秋は かなしき

79・
よき椅子に 黒き猫さへ きてなげく
初夏 晩春の 濃き コヽア かな
*〈出典〉
北原 白秋歌集 「桐の花」初夏晩春(大正2年1月)より
北原 白秋

80・
函館に ゆかばや せめて みちのくの
ほのみゆる日も あるべし 皐月

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