京都の風に吹かれて 浴恩園蓮譜、別名「白川侯蓮譜」を観る 6

京都の風に吹かれて　浴恩園蓮譜、別名「白川侯蓮譜」を観る6

浴恩園蓮譜、別名「白川侯蓮譜」

本篇は、松平定信（1759-1829）の庭園・「浴恩園の蓮」を描いた図譜を、国立国会図書館蔵のものより、あくまで趣味的に観ていきます

第6図・紅萬々

第7図・白櫓

第8図・薄葉

第9図・薄葉　白天竺

第10図・白天竺　紅碧臺

第11図・紅碧臺

第12図・藤壷

第13図・藤壷

（参考）

江戸の出来事

将軍・徳川家斉の治世

1797年 (寛政9年) ■松平定信の浴恩園が成ったことが、諸書に観られる。

　　　　　　　　　 ■湯島聖堂を昌平坂学問所と改称

1803年 (享和3年) ■江戸開府200年

1806年 (文化3年) ■芝（文化）の大火

1808年 (文化5年) ■フェートン号事件

1814年 (文化11年) ■葛飾北斎 「富士山三十六景」

1817年(文化14年) ■イギリス船が浦賀に到着

1823年(文政 6年) ■シーボルト、来日

1825年(文政 8年) ■東海道四谷怪談上演

1828年(文政 11年) ■シーボルト台風来襲

1829年(文政 12年)3月 ■佐久間町火災（文政の大火)で浴恩園は焼失。

　　　　　　　　　5月　■松平定信、死去。

この江戸の出来事を背景に、この間、浴恩園の蓮群は謳歌し続けたのでした。

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