2026年 01月 31日
京都の風に吹かれて 横山大観・明治期の作品を観る1
京都の風に吹かれて 横山大観・明治期の作品を観る1
本編は、国立文化財機構所蔵品統合検索システムで公開の情報(複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できるもの)よりの掲載で、横山大観の明治期の作品を、あくまで趣味的に観るものです。
(このブログでは、上記のシステムからの掲載は初出です。)
● 武蔵野図 19世紀
所蔵:奈良国立博物館
機関管理番号:1436-0
縦55.4cm 横93.6cm

● 雲煙過現書画帖
明治時代 2帖
所蔵:京都国立博物館
機関管理番号:A甲495
主なる作家) 1.寛齋・信天翁・曽文・楳嶺・玉泉・景年・文擧・ 吉堂・香谷等 2.梧竹・晩翠・大観等

● 吉祥天立像(写生)1
明治28年(1895)、
原品:鎌倉時代・13世紀
所蔵:東京国立博物館
機関管理番号:A-6820
(各)124.7cm x 53.5cm

吉祥天は、仏教の守護神である天部の一尊で、もとはバラモン教の女神であり、後に仏教に入って天女となり、顔、形が美しく、衆生に福徳を与えると云う女神である。
吉祥天立像(写生)2
明治28年(1895)、
原品:鎌倉時代・13世紀

吉祥天立像(写生)3
明治28年(1895)、
原品:鎌倉時代・13世紀

吉祥天立像(写生)4
明治28年(1895)、
原品:鎌倉時代・13世紀

● 無我
明治30年(1897) 1幅
所蔵:東京国立博物館
機関管理番号:A-166
148.4cm x 87.2cm

横山大観 明治33年、栗本和夫(国立国会図書館蔵)のものより・・
明治30年3月 開会の日本絵画境界第二回共進会に、(*横山)大観は「無我」の題下に、無念無想の境地に立つ一童女のあどけなき姿を画いて出品した。
(*横山)大観が陀段革新の為めに勇ましくも揚げた第一鞭である。
画面は縦4尺7寸(約142cm)、横2尺9寸(約87.87cm) 図せられたものは、生まれて4 (*、)5歳か、7歳には なるまじき おちょぼ髷(*まげ)に結んだ一童女、広袖の衣服を、着たといはん(*言わん)よりも 寧ろ(むしろ)羽織ったといった方が妥当であろうように思われるほどに、しどけなく身に着けて、これを附けにて帯している。
邪念もなく妾念もなく、欲望もなく自我もない。
直に大自然に同化すべき天真爛漫の境地をさながらに現わし得たもの、背景には土坡(どは・*土で築かれた傾斜地)と共に、4 (*、)5枝の猫柳(*ネコヤナギ)が配せられてある。
一見 拙なるが如く、稚なるが如く、巧もなければ技もない、描写 亦 そのままに無我であると見るべく、其処(そこ)に この絵の生命ありとも見よう。
技巧を超越しての大技を己に この時に観るとすれば、そう観るべく、後年の巨人(*横山)大観の真骨頂は正に此処(ここ)に表わされたとも言わるる。・・・
・・・その後、この作品は、帝室博物館 買上げとなり 今に 同館の後身 国立東京博物館に保存されてある。
・・・それは この時 (*岡倉)天心が博物館理事 兼 美術花鳥としての権要の地(*位)に在り、兼ねて博覧会にも評議員として 又 出品調査嘱託という位置に在ったが故である。 とある。
● 四季山水図
明治30年(1897)、横山大観模 原本雪舟筆
原本:室町時代・15世紀 4幅
所蔵:東京国立博物館
機関管理番号:A-2353
(各)70.4×43.8(*cm)

京都の風に吹かれて 横山大観・明治期の作品を観る2 に続きます。

